すべては海になる

著者 :
  • 小学館 (2005年11月1日発売)
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本棚登録 : 62
感想 : 14
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<内容>夏樹は都内の書店に勤めて5年になるが、いまだにアルバイト店員のまま。17歳のときの援交体験がもとで、人間関係をうまく築けないでいる。寂しさを埋めようと年上の既婚者や出版社の営業担当と付き合うが、心の隙間は広がるばかり。そんな折、夏樹は店で中年女性の万引きを目撃し、大学教授の妻である彼女の家を訪ねる。そこで夏樹が出会ったのは崩壊家庭の中で自らを確かに保って生きようとする高校生の光治だった。期待の女性作家が描くアンチ純愛小説。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: や行
感想投稿日 : 2010年10月5日
読了日 : 2010年10月14日
本棚登録日 : 2010年10月5日

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