万能鑑定士Qの事件簿VIII (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年2月25日発売)
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よく調べてあるじゃない~波照間島の一番の問題は生活用水で、莉子も少しずつ寄付している。波照間出身の竹富町議員がメールに気がついて台湾に飛び、12億円で淡水化技術を買う約束をしてきたが、それを聞いた莉子は怪しいと思い、早稲田の准教授にも相談し、石垣に飛んだ。しかし町は取り合ってくれず、やむなく台湾に波照間の同級生3名と渡った。場所に辿り着いても住民は知らないと言うし、それらしい倉庫ももぬけの殻。浄水と書いて現地の人に見せると台北に行けと言われる。手がかりを求めて台北に移動し、シェラトンホテルの日本語が話せる従業員とその祖父の協力を得て警察にも繋がったものの、実際の詐欺被害が起きていない内は具体的には動いてくれない。倉庫の借り主の名から、転居先の台北の住宅に行くと、台湾式と日本式の母屋が二棟。畳の秘密に気がついて井戸を探っても空振り。新たな手掛かりは日租套房では顔認証用のカメラと繁字体のコード、オタクの聖地のカラオケマシーンは高雄の示していた。高雄の日月潭で辛い料理を食べながらピンときた~竹富町役場が石垣島にあるのが面白いと思うがね。こうも巧くいくもんかねぇ?ま、フィクションでエンタメだから良いか!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年10月31日
読了日 : 2019年10月31日
本棚登録日 : 2019年10月31日

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