しばしとどめん北斎羽衣

著者 :
  • 理論社 (2015年6月19日発売)
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感想 : 19
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葛飾北斎がタイムスリップして今の世に来たら?~学生時代イベントで大当たりしてバブルに乗って調子こいていた父親が待乳山から連れてきたのは北斎だという。中二の僕・林為一は信じていないが,先輩と駆け落ち騒ぎを起こして逃げられ,学校から足が遠のいて,世話を引き受けた。富士を見せても感動はなく,スカイツリーに昇っても特に反応はないが,囲ってきた外国人の姿はサインペンで素描した。六本木の美術展に行くと未完成の絵の中の波の描き方雑だと云って,柵の中で筆を執ろうとする。手漉き和紙を手に入れても反応が薄いが,ゑいという女弟子を追って来たと話し始め,女を奪った男との問題は自分で解決しろと云って,遂に美人画を描き始めた。消息が分かって帰宅した時,姿が消えていた日,3度目の満月で浦賀に行くはずだと当たりを付けて,探し出す~花形満って星飛雄馬のライバルだよね。いくつの人か知らないけど,子ども向けの本を書いているらしい。秋の名月が3回あるのって珍しくて171年前にもってことかな?☆3つは甘いような気もするが,記録するため

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年2月2日
読了日 : 2016年2月2日
本棚登録日 : 2016年2月2日

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