ヨーロッパの方の映画みたいな感じだった。
全体的に乾いて、影が多くて、黒い感じの画面。登場人物の心も皆、乾いている感じがする。
小川洋子にしては、現実味がある世界なんだけど、やっぱりさらっと、俯瞰している感じがする。
世界の片隅で、誰にも気にかけられない人たちのいとなみ。いそうもないけどいるかも知れない。絶対いないとは言い切れない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年8月14日
- 読了日 : 2020年8月14日
- 本棚登録日 : 2020年7月17日
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