みずみずしく細かな雪が風に煽られる時、きらきらとまたたくことがある。
人の手や、ましてや科学の力でさえ絶対に及ばないもの。
届かないもの。
自然が生み出す一瞬を、Anthony Doerrは巧みに言葉で捉えている。
ある人間たちの生き方を、時に厳しくそびえる山々から眺め、或いはぎりぎりのユーモアで風刺画さながらに描き、さらには思春期特有の痛みや危うさをもって愛や生命の意味を問う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
物語
- 感想投稿日 : 2017年5月23日
- 読了日 : 2015年4月27日
- 本棚登録日 : 2017年5月23日
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