予告殺人 (1976年) (ハヤカワ・ミステリー文庫)

  • 早川書房
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感想 : 4
3

面白かった。相変わらず名前を覚えるのが難点だが……。
そして何より苦しいのが、前作までに出てきたと思われる人物の話が出てくるが、名前が覚えられないデフォの為に、何がなにやら……というところだろう。こういう部分、面白みが半減するのが、自分的に辛いところだ。だからといって、登場人物に対して緻密なメモを作るのも、読書という枠を考えると、どうかなぁ、という感じ。

訳と、そもそもは英語で書かれたもんだということを考えると、日本風に推理するのはまず不可能に近い。今回においては、英字のつづりが推理の一端を担うが、その点についてのヒントは、日本語で書かれているので謎解きまでひっかかりもしなかった。
まぁ、海外ミステリについては、推理するというよりも展開を読み進めるのが楽しいので、問題はない。
ただ、古式ゆかしいこういったミステリでも、犯罪の根っこにあるものが『お金』というところで、その辺は昔も今も変わらないものなのだな、という印象を受けた。

個人的なテーマ音楽:姫神(愛をこえて)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年11月4日
読了日 : 2014年11月4日
本棚登録日 : 2014年11月4日

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