まず表紙の女の子の、横向きでも後ろ向きでもない、気にかけて欲しそうな微妙な立ち方、「どうしたの?」と覗き込んで訪ねたくなる様なたたずまいに惹きつけられます。
手にとって見ると文章は長田弘さん。これは読まずにいられません。
たくさんの質問があります。どの質問にもぐっと心を持っていかれます。でも私はやはり最後の質問に一番捉れました。
子供の頃抱く質問は希望と好奇心にあふれています。
大人になるにつれて質問は、不条理さや諦観から出てくるようになると私は思います。
子供は子供なりの、大人は大人なりの読み方のできる文章です。絵を観ているだけでも心が揺れますね。
借りて読みましたが、手元に置きたい一冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2014年4月17日
- 読了日 : 2014年4月15日
- 本棚登録日 : 2014年4月17日
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