和菓子のアンソロジー (光文社文庫 さ 24-4)

  • 光文社 (2014年6月12日発売)
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本棚登録 : 2251
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どの話も作家さんの味が存分に出ていると思われる珠玉の作品。満足感高いです。
知ってるお菓子も知らないお菓子もありますがどれも美味しそう。基本和菓子がテーマのせいか、ほっこりしたハートウォーミングなお話が多かったように思います。

普段SFやホラー系はほぼ読まないので作家さん、そしてその作品の設定が新鮮でした。
アンソロジーいいだしっぺ(?)の坂木さん始め、近藤さん、柴田さん、恒川さん、北村さんの作品が好きでした。牧野さんの不思議な味わいのある作風にも惹かれました。知らない作家さんだったので他の作品も気になります。
北村さんの作はさすがの手練感といいますか、大御所の風格を感じました。読んだことがほぼないのですがほっこりする話が多いと聞いているのでもう少し年を取って癒やされたくなったら(?)手に取りたい。楽しみが増えました。

アンソロジー、いろんな風味を味わえていいなですね。他にもシリーズがあるようなので探してみたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年9月4日
読了日 : 2022年9月3日
本棚登録日 : 2022年9月4日

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