自分がずっと考えていたことを簡潔に言い当てている文章をウェブ上で見つけ、「禿同。」と思って即日購入した。筆者自身に痛烈な皮肉や(この人ひねくれていると括るのは思考停止)豊富な引用を交えながら「読ませる」文章を書く力が非常にある上に、感覚が自分ととても近いために、首をブンブン振りながら気持ち良く読める。でもその気持ち良さには自分の感情をなぞってくれる嫌韓嫌中本を好んで読む構造と似たものがあると思うので、注意しながら読んだ。感覚の部分が「そうそう、その通り」とすぐに同意してしまうのに抵抗し続ける必要がある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年8月16日
- 読了日 : 2015年6月13日
- 本棚登録日 : 2015年8月16日
みんなの感想をみる