東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社 (1994年6月5日発売)
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感想 : 372
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雁国の再興初期のお話。

実権を掌握しているのに政治を真面目に行わず市井をふらふらと遊んでいる(ように思われている)延王。
みるに見かねた(という大義名分の元)元州侯代理の斡由は処罰を承知で六太を誘拐し、権限譲渡を脅迫する。。。といったストーリー。

尚隆が胸に秘める、「王と呼ばれることの意味」が素敵でしたね。
そして、今回謀反を起こした者も「俺(国)の一部」として、国を思う気持ちが故の過ちとして赦す懐の大きさに感服。(首謀者にはケジメ付けてるので甘ちゃんではない)

そんな彼でも500年経つと国を壊したくなる気持ちを持つあたり、不変というものは人を狂わせるものだなと複雑にもなりました笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月13日
読了日 : 2020年8月13日
本棚登録日 : 2020年8月12日

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