ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

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  • イースト・プレス (2011年1月20日発売)
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毎日頑張ろうとして、疲れている人達に向けの「頑張りすぎない」思考法が詰まっていて、読むだけで気が楽になった。

まとめ ⇒

・目標を低く持とう
 ┗過大な野望を持つより、目標を低く持っていた方が楽になれる
→幸せに生きるには、過度に期待をしない方が気楽に生きられる

・人生は早めに諦めよう
 ┗「人生の天井」を早めに(中学生くらいで)知った方が、その後の時間の使い方が有意義になる
→中高年あるいは老後になってから諦めると方向修正が厳しくなり後悔する
→少なからず、才能や階層、階級、家の経済力なども人生に影響を与えているため、「すべての人に同じだけチャンスがある」と思い込むのは危ない
→楽しく生きるには早くから「進むべき現実的な道を選択」し、やりたいことに時間を費やそう

・人生の主役を生きる
 ┗「人生の傍観者になるな。観客席に座ってはいけない。舞台に上がって自分の人生の主役を演じるのだ」
(傍観者の例:「ああ、俺は大学に行くのだな」「就職するのか」「ここで結婚するのか」など)
→人生の「当事者意識」を持ち、みんなやってるから、ではなく、自分で選択した道に進もう

・「一点豪華基準」で選ぼう
 ┗大事なことを決めるとき、「総合評価方式」で検討する場合がほとんど
(例:マンション購入
 A…使いやすい間取りでデザインもいい。しかし価格が高く、駅から20分以上かかる
 B…駅から10分。ごく普通の間取りで、日当たりもそこそこ。価格は平均的。
→特に悪いとこないし、Bだな!)
→事前にどんなに慎重に検討して選んでも、選んだ後には必ず不満が残る
→後から不満が出てくる前提で「自分にとって譲れない条件」を軸にして選ぼう

・最長10年のローンで払える範囲のものしか買わない
→利子総額がバカにならない
 ┗利子総額=元本額×金利×借入期間
  不動産の値段=元本合計+頭金
 →ローンで家を買うということは不動産を買うと同時に利子総額の資金調達をすること
→30年たった物件は価値が下がる
 ┗時代の移り変わりの早い現在は土地の価値の変動が読めない

・大半の保険は不要
→大半の保険は不要
→火災保険や自動車保険以外の個人保険の場合…
 ①単身者、共働き子供なし夫婦、引退後で勤労収入のない人、子どもに保険は不要
 ┗公務員、大企業のサラリーマンは会社の保険や病欠中の所得保障がある
 +遺族年金などの公的な保障もある
⇒民間の保険に入る必要があるのは…
 ・扶養家族がいる自営業、中小企業勤務の人
 ・育児・介護の主担当の人
の2パターンの人だけ!

 ②必要な保険は「定期保険」だけ
  ┗定期保険…掛け捨ての保険料を払って、死亡保障を一定期間つける保証
⇒死んだ後の保証なのになぜ必要なのか?
⇒⇒家族のためなのか

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年9月3日
読了日 : 2020年9月3日
本棚登録日 : 2020年7月9日

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