武士道とエロス (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (1995年2月16日発売)
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本棚登録 : 567
感想 : 72
4

日本の男色のエピソードは他の本でも触れたりはするが、それを専門的に扱っている本書は非常に貴重であり、中世に新しい光を注ぎ込んだと思う。
現代人からすると、非常に判りにくい男色の世界を丁寧に解説。
男同士の青春時代のきらめきから、バイセクシャルともとれるバランスのとれた性生活など、その幅広さを読むにつけ、昔の日本人は今より自由だったなと感心。
男同士のほのかな想いから、湧き上がってくる性欲まで、人によっていろいろだろうけど、そんな男同士のロマンスもシーンとして知りたいと思いました。
男同士のドラマをストーリー的にもっと解説してくれたら、もっと面白かったのだけどな・・・。
非常に勉強になりました!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2012年1月17日
読了日 : 2010年6月30日
本棚登録日 : 2012年1月17日

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