日本の男色のエピソードは他の本でも触れたりはするが、それを専門的に扱っている本書は非常に貴重であり、中世に新しい光を注ぎ込んだと思う。
現代人からすると、非常に判りにくい男色の世界を丁寧に解説。
男同士の青春時代のきらめきから、バイセクシャルともとれるバランスのとれた性生活など、その幅広さを読むにつけ、昔の日本人は今より自由だったなと感心。
男同士のほのかな想いから、湧き上がってくる性欲まで、人によっていろいろだろうけど、そんな男同士のロマンスもシーンとして知りたいと思いました。
男同士のドラマをストーリー的にもっと解説してくれたら、もっと面白かったのだけどな・・・。
非常に勉強になりました!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2012年1月17日
- 読了日 : 2010年6月30日
- 本棚登録日 : 2012年1月17日
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