密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2010年1月15日発売)
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本棚登録 : 3956
感想 : 378
3

推理ゲームに飽きたネット越しの名探偵が、実際に事件を
起こして残りがトリックを暴くという、チャットログの
体裁をとったミステリ。

殺人事件をビデオチャット越しに披露する登場人物も
個性的でやり取りも面白い。そしてそれぞれが実際に
事件を起こす、つまりフーダニットではなく
ハウダニットに主題が置かれているのも特徴的。

長編小説なのに、トリックが5つ?ほど語られるのも
面白い。それらがちょっとづつ繋がって最後の話に
繋がるわけだが……最後がよくわからなかった。

アレは、本当に純粋に「ただそれだけ」なのか。
よくわからないがこのシリーズは3作あって、
この1作目と、三作目を読んでしまったので、
いつかは二作目が読みたいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 保存用
感想投稿日 : 2016年6月6日
読了日 : 2016年6月5日
本棚登録日 : 2016年6月5日

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