王様:「無伴奏ソナタ」を書いたのはそなたかな?
オースンスコットカード:はい。わたくしでございます。
とか言ってる場合じゃなくて。
かの有名な「エンダーのゲーム」を含む、実に11編もの短編集。正直、もうお腹いっぱいです。どれもこれもどうにもこうにもあまりにも抽象的で寓話的。SFを読んでいるというよりは高尚な文壇作品を読んでいるという印象が拭いきれなかった。抽象的にもほどがあるだろ!と文句を言いたい。だって読んでいてちっとも面白くないんだもの。あと、著者のあとがきもつまらんかったな。
比較的とっつきやすくて面白いのはやはり「エンダーのゲーム」だ。長編もあるらしいが読んだことはない。なのにこんなことを言ってはあれだが、この短編で十分に完結しているのでは?子供時代を戦闘ゲームに捧げたエンダーたちの「ぼくらはこれからなにをするんですか?」という問いかけには誰も答えることができないだろう。
表題作の「無伴奏ソナタ」は、これ面白いんですか?と聞きたい。どこが面白いんですか?と聞きたい。僕にはわからなかった。。。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
秋の海
- 感想投稿日 : 2017年6月3日
- 読了日 : 2017年6月2日
- 本棚登録日 : 2017年6月2日
みんなの感想をみる