いかんせん意味不明。
伊藤さんはプロローグのみ。第一部以降は円城さんだそうな。
どこまでが共通の構想で、どこからが円城さんのオリジナルなんだろう?
人の生とは?死とは?自意識とは?という伊藤さんの構想を、円城さんがお得意の「言葉によって定義される自意識」という物語に捻じ曲げてしまっているとしか思えなかった。真相はわからないが、そうとしか思えなかった。本来であれば、時代設定を明治維新頃に持ってきているあたりで、「この事件以降の我々人類は自意識を乗っ取られた状態で現在も生きているのだ。つまり我々こそが屍者なのだ。」みたいな結論なのかと思ったのだが、それはあまりに安直というものか。。。?
いかんせん意味不明(特に後半に行くにつれ)な物語だったのだが、ひとつだけわかったことは、円城さんに活劇は似合わない、ということだった。
読書状況:読み終わった
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ふーん。
- 感想投稿日 : 2012年10月9日
- 読了日 : 2012年10月9日
- 本棚登録日 : 2012年10月9日
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