映画で生と死というものを初めて意識し、兵士の死でそれを間近で体感し、きのこ採りで善悪の曖昧さに触れる。そして、その意味を考え始める少女の物語。主人公アナの眼差しがひたすらにつぶらで切なくなる。絵画的にも感じられるほどの美しい映像が、それを増幅する。あの名作「禁じられた遊び」を思い出してしまう雰囲気を持った映画。でもこの映画では、少女はそこからの成長を予感させるのだった。
幼少期の鋭敏な感覚を思い出させてくれるような素敵な映画でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2012年8月26日
- 読了日 : 2012年8月26日
- 本棚登録日 : 2012年8月26日
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