アスペルガー症候群のこどもには世界がどんな風に見えているのか。それを銃乱射事件で最愛の兄を失った小5のアスペルガーの女の子の目線で描いた物語。仕事でアスペルガーの生徒さんを教えているが、その時に感じるイライラを前半部分ではかなり感じてしまいストレスフルだった。でもこんなに努力しないと「普通」に人と交われないのか~と思った。大切な人を失った痛みをそれでも誠実に自分のやり方で乗り越えて行こうとする姿に励まされた。アスペルガーを理解する助けになるとともに、大きな困難を乗り越えるヒントがある。読後感はあたたかい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年2月7日
- 読了日 : 2013年2月7日
- 本棚登録日 : 2013年2月7日
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