ズッコケ三人組が大人になった姿、という題材でシリーズが進むならいずれはこういった「身近な人との死別」エピソードも入るんだろうなとは予想していた。モーちゃん父の死、宅和先生の死、といつになくシリアスに展開する前半と、宅和先生の死後に発覚するとあるスキャンダルの話を巡る後半、そして物語への決着のつけ方。重くなりすぎず、暗くなりすぎず、大人向けの下世話さも交えつつ下品なところまで落とさず、とてもバランスの良い物語構成だなあと感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年9月12日
- 読了日 : 2012年9月12日
- 本棚登録日 : 2012年9月12日
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