数学入門 上 (岩波新書 青版 363)

著者 :
  • 岩波書店 (1959年11月17日発売)
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矢野健太郎氏とは違った語り口だが、ヒトが数という概念を持ってからの、数学の発展から書き起こされている本書。結文学的な言い回しが多い気がした。著者は東北帝国大学理学部卒で代数学が専門。上巻は自然数から有理数、無理数の概念と続き、最後は虚数を含む複素数へと展開する。少なくとも高校数学程度の基礎は必要で、それでも時々計算式を目で読んだだけでは理解できないような箇所もあった。数学者には自明の理でも、x=3√-2+2i + 3√-2-2i =(1+i)+(1-i)は飛躍が凄すぎる(;'∀') ※3√は3乗根

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自然科学
感想投稿日 : 2021年6月15日
読了日 : 2021年6月15日
本棚登録日 : 2021年6月15日

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