映画が切っ掛けで本書を購入。陸軍尉官であり蠱術を使う加藤を演じる嶋田久作ははまり役だったと思う。明治末期、渋沢栄一や幸田露伴、寺田寅彦など実在の人物と架空の人物・辰宮兄妹、加藤少尉などを織り交ぜ、明治時代末に帝都を軍事的にも神霊的にも完璧なものとする計画からこの物語は始まる。博覧強記の著者だが、本書では物語の説明的記述がやや長いかと思う。陰陽師、式神などという存在を知ったのも本書だったため、初読の時は夢中で読んでいた記憶があるが……
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(邦国)
- 感想投稿日 : 2020年12月2日
- 読了日 : 2020年12月2日
- 本棚登録日 : 2020年12月2日
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