情報の文明学 (中公文庫 う 15-10)

著者 :
  • 中央公論新社 (1999年4月1日発売)
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糸井重里『ほぼ日刊イトイ新聞の本』で良書として紹介されていたので購入。1960年代に書かれた論文「情報産業論」は、まさに21世紀の現代を予見した驚きの内容だ。『情報』の性質を正しく見極めることで、その将来像を言い当てるすごさ! 情報産業は従来の第1~3次産業とは別次元の産業構造なんだ。「情報の考現学」では職種ごとの考察と疑問提起がなされているが、2045年問題と考え合わせた時に、人間とコンピュータをはじめとした情報機器との関係性が逆転してしまうかもしれない未来を想像して少し不安になるな~

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑学・実用
感想投稿日 : 2017年8月26日
読了日 : 2015年5月30日
本棚登録日 : 2017年8月26日

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