古事記講義 (文春文庫 み 32-3)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年3月9日発売)
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本棚登録 : 119
感想 : 13
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久しぶりの古事記関連書籍。三浦しをんさんの父である著者の文体はとても読みやすく、まさに目の前で講義を受けている感じ。古代文学、伝承文学の研究者の目を通した見解は面白い。古事記には、日本書紀にはない文学性があるのは周知のとおりだが、天武天皇が編纂を命じたとする序文は確かに疑問であり、著者の推論は大いに頷ける。口語訳古事記は他の著者の作品を読んでしまったが、本著者の作品を購入すれば良かったと後悔。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文科学
感想投稿日 : 2017年8月26日
読了日 : 2015年5月3日
本棚登録日 : 2017年8月26日

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