13話を収めた短編集。どこにでもいそうな「普通の人」の、これもまたどこにでもありそうな「普通の事」がつくりだしている、心の鬱屈や屈託。
鬱屈や屈託や、その他もろもろの、考えてしまうと憂鬱に捉われてしまうようなことを出来る限り考えないようにしている僕のような人間にとって、こういう小説は、イヤなものだ。
イヤなものなのだけれども、最後まで読んでしまうだけのものが、この短編集の中にはあるように思える。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2011年2nd Half
- 感想投稿日 : 2011年11月20日
- 読了日 : 2011年11月20日
- 本棚登録日 : 2011年11月20日
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