見よう見ようと思いながら今まで見ていなかった映画である。見てよかった。想像以上の傑作である。
ジョーカーは、俳優の悲劇もありすでに伝説化しているような感じだけど、初めて見てやはり鳥肌が立つような凄みを感じた。他の役者もいい味を出しているし、主役だってかっこいいのだけど、完全に食っている。物語もすごいけど、それをこれだけの存在感で見せてくれるのは、ホントにすごい。驚いた。
バットマンというのは、昔々見たテレビドラマや、初期の映画シリーズもあり、どちらかというとコミカルなヒーローものという感じがしていた。また、ある意味ではアイアンマンの先駆けのような、科学技術的なイメージで楽しかったりもした。だけど、そういうイメージは一気にひっくり返った。
やりきれない部分もたくさんある物語なのだけど、そういう中にもすかっとする場面がいくつかあったりして、バランスのとれた映画作りにちょっと救われたりもした。
癖があると言えばあるけれど、傑作の名に恥じない作品である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画DVD
- 感想投稿日 : 2013年9月14日
- 読了日 : 2013年9月14日
- 本棚登録日 : 2013年9月14日
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