サスペンス映画が見たくなったので。ネット等で検索するとだいたいランキングの上位にあるので、外れはないだろうなぁ、と期待して借りました。
始めに結論を言うと、これは当たりでした!
さすがランキング上位!やはり長く見続けられる名作は、それなりの理由があるんですね。
話の構想も役者の演技も最高でした。特に子役陣は素晴らしかった!
エスター役の子は子供とは思えないレベル。ネタバレになってしまうのですが、子供にしてはいやに賢く、肝が据わっていて残忍なエスターは、実際の年齢は30過ぎの女性なんですよね。病気のため、見た目が子供のままなだけで。ですのでこれまでの異常な行為は、それで納得がいくわけですが、それにしても実際に演じている役者は10代な訳ですから、あの迫力を出せるのは本当に凄いと思います。
マックス役の子も、小さいのに凄いなぁ、と感動しました。耳が聞こえない設定なのですが、これまた健気な子を演じていて泣けてきます……。
肝心の内容ですが先程も書いたとおり、脚本の構造は本当に素晴らしいと思います。長い映画でしたが、飽きることなく最後までハラハラとした気持ちで見ていられましたし。
ただあまりの旦那の無能さと、エスターの勝手さには、いい意味で胸糞悪くイライラしました。
でもことの原因は、お母さんの身勝手さが引き起こしたことだから、お母さんは自業自得な気もします。可哀想なのは、巻き込まれたマックスとそのお兄ちゃんですね。
この二人の兄妹愛には、最後、胸が熱くなりました。やんちゃですが妹想いの優しいお兄ちゃんは、最後凄くカッコ良かった……。
別バージョンのエンディングはわりと好評みたいですね!
私もこっちの方が、エスターの不気味さがより引き立っていて、綺麗にしまっているとは思います。
ですがあれではあまりにも家族が報われず、胸糞悪い気分で終わってしまう気がするので、やはり今のエンディングのままがいいです。
- 感想投稿日 : 2015年6月24日
- 読了日 : 2015年6月24日
- 本棚登録日 : 2015年6月24日
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