大阪、直島から東京、三崎、松本を経て、京都へとたどる「住む」場所の軌跡。独特の世界観が、実在の土地の地平に広げられていくのを読む快感。この作家の小説を大事に読んでいらっしゃる方はもちろんだが、小説よりも「ごはん日記」などが好きな私のような読者にとっても、「これぞいしいしんじ」とでも言いたくさせる一冊だと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2011年1月11日
- 読了日 : 2011年1月8日
- 本棚登録日 : 2010年11月1日
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