大阪に関する作家、津村紀久子と編集者、江弘毅のエッセイと対談集。
大阪生まれ、大阪在住で仕事をしている二人の大阪への思い、感覚、文化、ことば等
あらゆる大阪に関することが語られる。「なるほど」と思うことが多く、その細部にわたる分析と表現がすごい。関西人、いやもっとディープにいえば大阪人でなければわからないことーー特にことば、たとえば「ねえちゃん」のひと言もそのイントネーションで意味合いが違う等ーーが語られる。この本はとても面白いのではあるが、残念ながら関西人にしか理解出来ない、受け入れられない面白さであろう。しかし関西人には必読の書である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年8月8日
- 読了日 : 2017年8月8日
- 本棚登録日 : 2017年8月8日
みんなの感想をみる