シリーズ5冊目。
【ネタばれ感想注意】
「で、で、殿下が、本物のシレイネさまを拷問するかもしれいね…!」
全ての黒幕だと思ってたシレイネの正体が分かり、背後にはもっと大きな黒幕の存在がいるらしい事が明かされる最新刊です。
前巻では何か企みがあってシレイネがフェルをユナイアに帰そうとしたのかと思いましたが(例えば、今のシレイネの体が朽ちた時、次に入る器として大切なので安全な場所に逃がす)、本当にフェルの事を妹のように大切に思っていて、兄の策略によってクロウの元に嫁がされたフェルを取り戻したかっただけという…自分が予想してたより少し肩透かしな本音が明かされます。(^_^;)
ユナイア王セタンタが異常に見えるくらいシレイネを溺愛していたのも、彼なりの理由があった事が分かります。
セタンタとシレイネも改めて兄妹愛を確認し、また暫くフェルに身代わりを頼むとシレイネはユナイアへ帰国していきます。
セタンタとシレイネが新たにクロウの味方に付いてくれた事は大きな収穫だったと思います!
ラストの展開にまた雲行きが怪しくなってますが、フェルの育ての親であるガウェインも黒龍城に留まる事になり、次巻ではフェルとクロウとガウェインのやり取りが楽しみです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2013年9月15日
- 読了日 : 2013年9月15日
- 本棚登録日 : 2013年9月15日
みんなの感想をみる