同出版社から発売されている『ロマンティックにささやいて』は少女小説が趣味の妄想オタク(?)でしたが、こちらのヒロインは乙女ゲームが趣味の隠れオタクという設定です。
対するヒーローも、ヒロインの趣味を否定する事なく、ありのままを受け止めてくれる懐の広い所も共通していると思います。こちらでもヒーロー視点の話が読みたかったです。
似たような設定の為どうしても読み比べてしまう自分がいるのですが、こちらは少々ジェットコースター展開のように感じました。
他の方のレビューでもありましたが、乙女ゲームが趣味で年齢=彼氏いない歴のヒロインがカレカノの関係になってから約一週間でベッドインは流石に早すぎるだろうと突っ込みたくなりました。(^_^;)
…と色々と書きましたが、比べなければこちらはこちらで充分に面白いとお話だと思います。
一つ残念だったのは、物語の中でやたらと「オタク=気持ち悪い」という固定観念が定着しており、同じオタクとして「ああ、周りにこんなのしかいなかったらヒロインが隠すようになっても仕方ないな…」と同情してしまいました(笑)。
日向野ナオトがとってもイイヤツに見えました!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2013年6月13日
- 読了日 : 2013年6月13日
- 本棚登録日 : 2013年6月1日
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