本書の考え方についてはものすごく共感できます。
すごい教育パパのように思われそうなんですが、そんなことないです(笑)。
子供には、いろんな局面で1人できちんと対応できる力を付けさせてあげたいと思っていますが、いわゆるセオリーだけを教えていては、いろいろ詰め込もうとガンガン教え込むわけですが、知っている場面には対応できても、初めての場面に何も対応できない、考えられない人間に育っちゃうんですね。
だから、10教えて100の行動が出来るようになるには、どうやって考えたらいいのか、その考え方を悟ってもらわないといけないし、それに対して親もサポートしてあげないといけない。
とそういう風には理解していて、子供にもそうさせるつもりでした。
しかしこの本はさらにその上を行っていて、「教育は親の責任」とは良く言いますが、そのためなら学校の宿題をやらせるべきか否かも親が判断すべき、といったことまでが書かれていて、ガツンと頭を殴られたようでした。
学校の宿題はやるもの、だと思っていたものですから、親が判断して不要と思ったらやらせなくてよい、と説く本書には本当にびっくりしました。しかし、書いてあることを読めば読むほど、もっともだと思いました。
自分が考えていた教育方針に素直に従うなら、学校の単純ドリルなどに時間を割いている場合ではないというのは当然の結論になると思うのですが、学校の宿題だからやるものだ、と思い込んでいて、ついつい主体性を無くしてしまっていました。
この本がすべてではないと思いますし、今後も多くの教育書を読んでいくと思いますが、本書に早い段階で出会えたのは幸運でした。
今後の参考にしたいと思います。
- 感想投稿日 : 2013年1月14日
- 読了日 : 2013年1月14日
- 本棚登録日 : 2013年1月14日
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