マイルドヤンキーに続いて、パリピ。昨今の流行はなんだか変だぞ?そんな思いを真っ向から受け止めてくれたのが本書。これまでこんな本は無かったので目の付け所はさすが広告代理店といえる。
だが、だからこそもったいない。テーマに対してミクロに取り上げたために、まるでSPAのような低俗な本になってしまった。本来ならば、マクロにデータを使ってマスメディアの凋落とネット社会の成熟を語るべきだったのではと思う。
本書の中で筆者がインタビューの言葉を抜粋している能力からしても、筆者は意図的に本書のような軽薄な新書を書いたのだと感じる。より社会を俯瞰した質の高い新書を執筆してくれるのを期待する。
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- 感想投稿日 : 2016年8月21日
- 読了日 : 2016年8月21日
- 本棚登録日 : 2016年8月21日
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