先生、正直きついっすよ。。。
筆者の他の著作を読んできた読者からはそんな声が漏れてしまいそうなエロ小説。外務省での悪行を明るみにする中で、ノンフィクションとは書けないために小説の形にしたとのこと。
しかし、20代前半の女性目線でのエロ小説(官能なんて品のあるものではない)を読まされる著者のファンは何度も困惑し、気持ち悪さも感じてしまうだろう。エロ小説というのは、筆者の顔が分からない状態で、かつリアリティのある筆力が必要なのだと思い知らされた。筆者の少年時代の私小説などから力量としては申し分ないのかもしれないが、著作に顔写真もついており、若い女性目線は無理だったのではないか、、、。
しかしながら外務省での蓄財やインテリジェンスとの攻防などは面白く、全く読めないものでもないのだが、それが余計に途中で本を放り投げる事も出来ずにもがき苦しんだ。
おわりに、では題材にした外務官僚などが実名で挙げられていたので、興味本位でググると今も大使などを務めているエリート官僚のまま。彼らはこんな復讐されるとは思わなかったろうが、気にしないのだろうか?
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月11日
- 読了日 : 2021年1月11日
- 本棚登録日 : 2021年1月11日
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