カグツチ閨唄 (大誠社リリ文庫 34)

著者 :
  • 大誠社 (2011年9月12日発売)
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本棚登録 : 77
感想 : 6
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管理者・ジャーナリスト×因習の一族末裔

男性と交わることで「力」を授け、成功に導く…。カグツチと呼ばれる一族の末裔である主人公。
存在を生む原因となり、今現在もカグツチを管理する者へ思慕を抱きつつも、男を求める身体を他の男性にひらいていた。
そんな時、都会からきたジャーナリストと出会う。

古い因習モノ、とでもいうのでしょうか。
ものすごく設定が練られているんだなと実感するほど、奥が深いです。
途中で展開がある程度読めてくるのですが、そこに一直線に進んでいくわけでなく、しっかり設定を踏襲していくので「読ませてくれる」作品でした。
3人モノでもありますし、あらゆる男性の相手をしているという意味ではものすごい「多人数モノ」でもあります。

ただ…ジャーナリストがなぜ○○になりえたのか、という謎だけが残った気がするので、若干モヤモヤはしてます。
でも、とってもおすすめの一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL(特殊な仕事
感想投稿日 : 2011年11月15日
読了日 : 2011年11月15日
本棚登録日 : 2011年11月15日

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