ある子供 [DVD]

監督 : ジャン=ピエール・ダルデンヌ  リュック・ダルデンヌ 
出演 : ジェレミー・レニエ  デボラ・ブランソワ  ジェレミー・スガール  オリヴィエ・グルメ 
  • ハピネット・ピクチャーズ
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本棚登録 : 479
感想 : 89
3

あらすじは、子供ができた夫婦のの男がものすごい子供っぽいってだけなんだけど、
まあその背景には国の貧しさとかがしっかり描かれているんだと思う。
俳優上手すぎ、シンプルな、好きな映画でした。
「あらすじ:20歳のブリュノと18歳のソニアの間に男の子が生まれた。ジミーと名付けた赤ちゃんをソニアは母親らしく世話するが、ブリュノは父親になった実感などなどく、職につかず、盗んだ盗品を売った金で生活をするという変わらぬ毎日だ。そしてソニアが目を離したスキに、彼は赤ん坊を闇取引の女に売ってしまい、そのことを知ったソニアは卒倒。病院に担ぎ込まれてしまう。事の重大さに気づいたブリュノは赤ん坊を取り戻そうとするが…。
子どもが子どもを生んで、親になる。少女は母性に目覚め、かいがいしく面倒をみることでひとつ大人への階段を上るが、男は少年のまま、社会とかかわることもなく、その日暮らしで満足している。そんな主人公の人生の転機をドキュメンタリーのように淡々と追っていくのが本作。主人公が愛する人を失い、焦り、取り戻そうと必死に行動する姿をカメラはジッと映し出す。過剰な演出、説明的セリフはは一切ない。それゆえに、彼の変化、成長が心に染み渡るように伝わってくる。1999年『ロゼッタ』でカンヌ映画祭パルムドール大賞受賞したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督は、2005年、本作で2度目のパルムドール大賞を受賞した。(斎藤 香)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 映画
感想投稿日 : 2011年7月23日
読了日 : 2011年7月23日
本棚登録日 : 2011年7月23日

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