<図書館で借りた>
かの有名な「まず隗より始めよ」に縁があり,諸葛孔明も憧れた人物.
墨子や孫子の戦法に精通しているのもすごいけど,
希望がもてる太子に出会ったときに,人に期待しすぎると描く未来像にズレがでてきたときに希望が恨みに変わるから気をつけようなんてことを,どうやったら20代で悟れたのだろうかと感心してしまう.
最初の1巻・2巻は北方謙三著「揚家将」の揚業にも似て,愚かな君主の恨みをかいながらも健気に国を守ろうとする立場におかれていたので,とにかく気の毒.
どの時代でも,人への妬みは百害あって一利なしということを,つくづく感じる.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2012年5月29日
- 読了日 : 2012年5月27日
- 本棚登録日 : 2012年5月16日
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