プロローグを読んだ時、手紙っていいものだと思いました。こんなに綺麗な日本語、久々に見た気がしました。昔の作品だから、と言えばそれまでですが、感情や状況を相手に伝えようと言葉を選んで書く手紙は、言葉の乱れも最小限になるのかもしれません。
さて、そんな風に手紙の良さを再確認しながらほのぼのと読み始めたら、プロローグからとんでもないことに…。
どの話(手紙)も印象に残るものですが、特に『桃』は考えさせられました。どちらかというと悲劇的な話が多いですが、エピローグの様々な仕掛けには唸らされました。読んで良かったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年8月15日
- 読了日 : 2014年8月15日
- 本棚登録日 : 2014年8月15日
みんなの感想をみる