古本屋でゲット!!!リリス頓挫してるからこっちに流れてしまうやも。・・・これはぐいぐい読める。ファンタジーの世界への道の開き方が、一流の魔術師だなマクドナルドは。ぶなの木の精の歌うように繰り返す台詞が切ない!「私はこの人が好きになるかもしれない。好きになるかもしれない。この人は人間の男で、私はただのぶなの木なのに。」読了途中からは不思議な女性に惑わされ追いかけ見失い・・・の永遠片思いワールドに主人公の青年アドノスは没頭してしまい単調だった。マクドナルドにはよほど心に残る女性との出会いがあったのかな。それでも異界に誘い込まれるシーン、遺品の机の抽出から現れる小さな婦人、草模様の絨毯が本物の芝生になっていくシーンはファンタジーの一級品。
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- 感想投稿日 : 2009年11月24日
- 本棚登録日 : 2009年11月24日
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