黒猫の水曜日 2 The Man with The Red Die (黒猫の水曜日シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
- 集英社 (2013年4月25日発売)
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感想 : 4件
ターゲットの護衛のために学園に生徒として潜入した民間軍事会社所属の主人公が、武器商人たちの争いに巻き込まれる話。
前回は「学園ミリタリーアクション」とは名ばかりに、いきなり国外に拉致られて、そこで学生や教員(に身をやつしたプロの戦闘屋)が戦っている感じでしたが、今回はしっかり学園が舞台です。
学園生活の日常パートと戦闘員としての非日常パートが良い具合に絡んでいます。
(生徒会長選挙のサポーターとして大切な友人たちを得たところで、全校生徒の命か自分の守るべき対象の命、どちらかを選べと迫られる、という核の部分の流れが良い!)
ただ、小説として文章の味を楽しむにはあまり向かないので、頭の中で映像化してしまうのが吉。
ハリウッド映画はあまり見ないので、素人目の偏見ですが、大体ハリウッドのアクション映画だと思って読め(見れ)ば良いのではないかと。
主人公側のキャラクターも面白そうなメンツを揃えているのですが、掘り下げ不足で魅力がまだあまり出ないし、なにより敵側の描写が多すぎて出番がないのが残念。
せめて黒猫のかっこいい部分を...少しだけでも...(笑)
(でも、遥香お嬢様は前回同様素敵でした)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現代小説:バトル・アクション
- 感想投稿日 : 2014年10月14日
- 読了日 : 2014年10月14日
- 本棚登録日 : 2014年10月14日
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