この巻で印象的だったのは、一巻から登場していたせどり屋の志田を中心にしたエピソード。本を中心とした物語ではあるのですが、出てくる登場人物たちのそれぞれの人生がリアリティがあって、ままならないことやどうしても分かり合えないところがもどかしく、それでもどこかに希望があるところがいいなあと。
栞子さんとお母さんの関係も単純に対立しているわけではなく、複雑なものをはらみながらどこへ向かっていくのかわからない感じがどきどきします。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年3月6日
- 読了日 : 2014年2月21日
- 本棚登録日 : 2014年2月21日
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