ロバート・オッペンハイマー。ユダヤ系アメリカ人の物理学者で
あり、ロスアラモス研究所の所長としてアメリカの原子爆弾開発
の指導的役割を担った人物である。
そのオッペンハイマーは第二次世界大戦後の冷戦時代に入って
からは水爆開発に反対を唱えた。原爆を作った男は、一転して
何故反対派となったのか。
オッペンハイマーに関する他の作品で読みたいものがあったの
だが、上下巻だったので手っ取り早く本書を選んだのだが失敗。
話が遠回りし過ぎで、途中でオッペンハイマー本人の話より
アメリカでの原爆を巡る政策の動きばかりになっている。
原爆を作って、日本に落として、その結果があまりにも甚大な
被害を生み出したので、「うわっ!やべぇ。大変なもん作っちゃ
たよっ」となって、結局は水爆開発に反対したってことでいいの?
文章も回りくどいし、ロスアラモスでオッペンハイマーが果たした
役割も割愛されてるしなぁ。
やっぱり最初に読みたいと思った作品を探そう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年8月19日
- 読了日 : 2014年1月4日
- 本棚登録日 : 2017年8月19日
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