オッペンハイマ-: 原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか (中公新書 1256)

著者 :
  • 中央公論新社 (1995年8月1日発売)
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感想 : 3
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ロバート・オッペンハイマー。ユダヤ系アメリカ人の物理学者で
あり、ロスアラモス研究所の所長としてアメリカの原子爆弾開発
の指導的役割を担った人物である。

そのオッペンハイマーは第二次世界大戦後の冷戦時代に入って
からは水爆開発に反対を唱えた。原爆を作った男は、一転して
何故反対派となったのか。

オッペンハイマーに関する他の作品で読みたいものがあったの
だが、上下巻だったので手っ取り早く本書を選んだのだが失敗。

話が遠回りし過ぎで、途中でオッペンハイマー本人の話より
アメリカでの原爆を巡る政策の動きばかりになっている。

原爆を作って、日本に落として、その結果があまりにも甚大な
被害を生み出したので、「うわっ!やべぇ。大変なもん作っちゃ
たよっ」となって、結局は水爆開発に反対したってことでいいの?

文章も回りくどいし、ロスアラモスでオッペンハイマーが果たした
役割も割愛されてるしなぁ。

やっぱり最初に読みたいと思った作品を探そう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年8月19日
読了日 : 2014年1月4日
本棚登録日 : 2017年8月19日

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