誰でもが考えなくてはいけない「罪」と「罰」について、10歳の男の子に語らせている話。「ぼく」のふみちゃんへの愛情に痛いほど胸を打たれ、ラストでは泣きそうになった。この本で、前作『子どもたちは夜と遊ぶ』の秋山先生の能力の謎もわかる。
「誰かが死んで、それで悲しくなって泣いても、それは結局、その人がいなくなっちゃった自分のことがかわいそうで泣いている」という言葉が印象的。誰かのために泣くということの意味を考えさせられた。
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- 感想投稿日 : 2013年11月20日
- 読了日 : 2013年9月26日
- 本棚登録日 : 2013年9月15日
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