狐笛のかなた(新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年12月1日発売)
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本棚登録 : 198
感想 : 9
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「守り人シリーズ」「獣の奏者」「鹿の王」が好きなので手に取った上橋菜穂子さんの本。期待に違わずとても面白かった。他の作品と比べて、恋がテーマの作品。
美しい日本の美しい物語、という印象。日本の原風景の描写がとても綺麗で、何だか懐かしくなってしまった。どの時代かは明記されていないが、昔の日本のイメージで書かれた物語だそう。
国と国の闘争のいざこざはあるにせよ、そんな中での登場人物(小夜、野火、小春丸など)のまっすぐさはとても魅力的だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年9月17日
読了日 : 2016年9月17日
本棚登録日 : 2016年9月10日

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