新しい核保有国となるインドとパキスタンの兵器政策は、西欧では核兵器そのものの正当性が低くなったが、そのほかの多くの諸国ではそうした変化がまだ起こっていない、という現在の国際政治の枠組みの中で形成された。西欧では、エリートの中でもジェノサイド(大量殺戮)の技術に対して複雑な相矛盾する感情が見られるように、人々が核に対して抱く反感に政治的に対処しなければならくなり、政策を担当する西欧のエリートにもますます圧力がかかってきている。
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カテゴリ:
国際関係
- 感想投稿日 : 2018年5月7日
- 読了日 : 2018年5月7日
- 本棚登録日 : 2018年5月7日
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