竹内好日本のアジア主義精読 (岩波現代文庫 学術 14)

著者 :
  • 岩波書店 (2000年6月16日発売)
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感想 : 5

日清戦争までの日本は国際的には小国で、清は大国だった。軍備において劣勢だった日本が清国を破ったのは、日本が近代化された国民軍だったのに、相手が軍閥の私兵だったから。
岡倉天心は、アジアはひとつでなければならない、と主張していた。
アジアは民族的固有性において、なかんずくその文化において多様である。その多様なるアジアが共生というアジア的価値において西洋を包みなおす。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養・学問・知
感想投稿日 : 2010年12月3日
読了日 : 2010年12月3日
本棚登録日 : 2010年12月3日

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