社会科学の方法 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (1994年11月2日発売)
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感想 : 5

社会科学は1つの現実科学である。
社会科学敵な関心の出発点は我々を取り巻く社会的な文化生活の現実的でしたがって個別的な形態なのであって、特にその生活の全般的な連関とその生活が歴史事実としてそうなっている点に関心を寄せるものであるtこは疑いを入れない。
史的研究上の概念とは、本来何なのか>真実とは何なのか?と、その意味を突きとめようとする試みは、絶えず繰り返されるが、しかしその試みには、これでよしという終わりは決してない。したがって、まったく通常のことなのだが、それらを使って歴史学が絶えず研究するところの総合は、単に相対的にのみ規定された概念にとどまるか、それとも概念内容を一義的にすることがどうしてもなされなければならなくなると、その概念は抽象的理念となり、こうして概念は理論的なしたがって一面的なある観点からのものという意味で姿を現すということになる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養・学問・知
感想投稿日 : 2012年12月29日
読了日 : 2012年12月29日
本棚登録日 : 2012年12月29日

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