アウシュヴィッツで君を想う (ハヤカワ文庫NF NF 599)

  • 早川書房 (2023年3月7日発売)
4.50
  • (3)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 107
感想 : 5

アウシュビッツは大がかりな「いじめ」の装置なのだろうか。いや、それ以上の意味があるはずだ。工場や炭鉱の存在を考えれば、上シレジアの工業地帯で重要な位置を占めていることは明らかだし、しかも労働力は世界のどこよりも安い。給料はいらず、与える食事も微々たるもの。力尽きてガス室送りになっても、ユダヤ人なり思想犯なりを連れてきて補充すればいいだけだ。全てはベルリンの采配だ。P113

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ユダヤ
感想投稿日 : 2023年8月18日
読了日 : 2023年8月18日
本棚登録日 : 2023年8月18日

みんなの感想をみる

ツイートする