すべての章ごとが読み応えあり。
アメリカと冷戦後、2010年代を理解するための必須の本。
帝国主義という言葉はネガティブなイメージだが、超大国アメリカを理解するうえでは必須。現状分析をするうえでは使用しない方が良いかもしれないが、主権、平等のイメージが強い国際関係においてh突出した国家が現れ、それを記述したり、分析したりするときには適当な概念がない。
軍事、経済だけでなく文化などの価値観においてもアメリカは他国を凌駕する影響力を持っている。
ブルッキング研究所は、学生なき研究所と言われている。それだけ知識が公共なものになっているのだろう。
冷戦が終わっても日本はアメリカに守ってもらう必要がある。そうしないと中国にやられてしまう。
アメリカに軍事力(ハード)で叶わない国は、外交などのソフトバランスを取ろうとする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国際関係
- 感想投稿日 : 2012年1月8日
- 読了日 : 2012年1月8日
- 本棚登録日 : 2012年1月8日
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