生きてくことは、無限に二者択一を続けていく、ってことかな、って思った。ものすごく細かい次元まで。例えば今日の私、お風呂に入るか入らないか。入らないならシャワーを浴びるか浴びないか。シャワー上がりに歯を磨くか磨かないか。磨いた後髪を乾かすか乾かさないか。…例をあげたらきりがない。でも、本当に細かい二者択一の一つが、大きなことに繋がっていくこともある。
リョウが迷い込んだ世界はリョウが生まれなくて、リョウの世界で生まれることができなかった姉が生まれてた世界。その違いはどこにあったのか。そして二つの世界の違いとは。
読み始めからものすごく読みやすくて、でも読んでいくうちにとんでもない状況に陥ってた。そして結末…。私はなんだか、まだ結末がうまく飲み込めてない。結末の部分だけ、何度も読んでみたけど、なんだかもやっとする。その「もやっ」も含めて、おもしろい!読んでほしい!それで、結末の意味を、自分も理解した上で、誰かに聞きたい。だから読んでください。
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- 感想投稿日 : 2007年6月24日
- 本棚登録日 : 2007年6月24日
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