時代は、光仁天皇即位と山部皇子の立太子まで。
日本史を知るために、小説からと思い手にとった本。
永井路子さんの独自の視点から、日本の政治と仏教のかかわりあいを
描いた小説、のようなエッセイのような本でした。
登場する政治家たちのそれぞれの思惑を、見事に書いています。
鑑真一行が苦難を乗り越え来日した、
その後の一行の足取りは、実際この本で描かれているように、
優遇されたとは言いづらいものだったのかもしれません。
永井路子さんと同じレベルの目線で、この本をしっかり理解するのに、
どれくらいの勉強が必要でしょうか。
探究心と好奇心あふれる文章に、魅了されます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(飛鳥・奈良時代)
- 感想投稿日 : 2012年11月5日
- 読了日 : 2012年11月5日
- 本棚登録日 : 2012年11月5日
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