家庭内暴君で、誰に殺されても違和感のない被害者…。カドフェルは、遠い昔に恋人だった被害者の後妻リチルディスのために捜査をするのですが、院長の留守をいいことにつけあがる副院長ロバートと腰巾着ジェロームに睨まれて、院外活動が困難に。そんなカドフェルを手伝おうとするのが、見習い修道士マーク。カドフェルの助手の中で一番頼もしい彼、大好きなキャラクターです。
リチルディスはなんだかなよっとしていて…カドフェルはどうして好きだったのかなあ。カドフェルが東方で愛した女たちのほうが、自立していて潔い感じがして好感が持てるけれども。しかし、従順で美しくて男にしか分からない魅力が若い頃にはあったのかもしれないね(わたしゃシリーズ中によく登場する、賢くて気が強くて、情熱の塊みたいな女たちのほうが好きだ)。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2012年2月19日
- 読了日 : 2012年2月19日
- 本棚登録日 : 2012年2月19日
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